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強首温泉 樅峰苑

強首温泉(こわくび温泉)は、1953年(昭和28年)に油田のボーリング調査(一説には天然ガス)をしているときに湧き出たのが発祥だそうです。
昔は数十軒あった温泉宿も今では「強首ホテル」、「樅峰苑」、「おも観荘」の3軒を残すのみです。
今回、日本秘湯を守る会の宿「強首温泉 樅峰苑」(しょうほうえん)に宿泊することにしました。
ここは、16代続く小山田家が経営する温泉宿です。
小山田家は、昔はこのあたりを統治していた大地主さんで、特に第14代目の小山田義孝さんは、衆議院議員・陸軍参与官・秋田県会議員・西仙北町町長・強首村村長などを歴任した地元の超有名人。
宿の建物は国の登録有形文化財に登録されている旧小山田家邸を使用していて、1914年(大正3年)の強首地震で倒壊した家を1917年(大正6年)に立て直したとのことです。
そして、1964年(昭和39年)に3キロメートルほど離れた場所から源泉の温泉を引いて温泉宿を開業したそうです。
2008年(平成20年)には敷地内をボーリングして温泉を掘り当て、自家源泉の宿になりました。
昔、強首温泉で共同で使っていた源泉は残念ながら、今では湯枯れしてしまい、そのれに伴い数多くの温泉宿が廃業したそうです。

到着後、まずはフロントでチェックイン。
建物内部は綺麗にリフォームされていますが、歴史ある建物らしく重厚感はそのまま残っています。。
通常宿泊客は、2つある屋外の貸切風呂を一回だけ利用することが出来るのでその利用時間をチェックインのときに予約します。
今回私は、”貸切風呂入り放題プラン”にしたので、まずは2つの貸切風呂をれぞれ予約しました。
予約時間になったら、貸切風呂の鍵をフロントまで取りに行って、玄関を出て離れた場所にある貸切風呂に行くことになります。

フロントから部屋まで仲居さんは館内を案内してくれながら宿の歴史などを説明してれました。
客室はすべて2階だそうで、1階はフロントと食堂に温泉浴室になります。
客室数は全部で7部屋あります。
10畳2間が1部屋、10畳部屋が2部屋、8部屋が1部屋、6畳部屋が3部屋です。
2階だけでこれだけの部屋があるなんて、やっぱり大きなお屋敷ですね。

この宿のすべての部屋には、お風呂とトイレがなく、しかもテレビもありませんでした。
温泉に入るくらいしかやることないので、ボーっとするのが嫌いな人にはかなり辛いかな。
唯一、宿の無料WiHiを使えるのでスマホいじって暇つぶしは出来ます。

1階にある大浴場はフロント横になります。
部屋には洗面台もないので、この脱衣所で歯を磨いたり洗顔することになります。

大浴場の浴槽は内湯のみ。
少し狭いですが、何度行っても貸切状態。
まあ、男性宿泊客は私以外はあと一人だったので当然かな。
温泉は色もそうですが、有馬のように鉄泉のしょっぱい味の温泉です。
窓際には、猿ではなく「見えないカエル、聞かないカエル、言わないカエル」達の陶器の置物が鎮座。

露天風呂は別棟になります。
予約時間になって、フロントで鍵を受け取り玄関を出て離れの貸切風呂へ。
一つの建屋を真ん中で間仕切りをして、貸切露天風呂を2つ造っています。
それぞれ「こもれびの湯」、「大樹の湯」と名付けられています。
強首温泉 樅峰苑

「こもれびの湯」は四角い形の浴槽。
一番風呂だったせいか浴槽内は上が熱くて下が少しぬるい。
かき混ぜ棒がなかったので、桶と足で浴槽の湯をかき混ぜて適温へ。
その後は、木々の緑をみてのんびりと入浴。


強首温泉 樅峰苑
「大樹の湯」は丸い浴槽。
景色は、お隣の「こもれびの湯」と同じもの。
まあ、同じ建屋なので当然か。
通常の宿泊プランだと、貸切風呂の利用は1回だけなので、浴槽の形の好みでどっちにするかチョイスするしかないですね。
このブログ記事を参考にしていただければ幸いです。
(温泉は同じなので、浴槽の形だけの話ですが・・・)

食事は一階の食事処でいただきます。
この宿の自慢は川がに料理。
お品書きにも、数種類の川がにの料理が書かれています。

強首温泉 樅峰苑

席につくと、じゅんさいや湯葉、川がにの甲羅焼きなどがすでにスタンバイ。
この甲羅焼きですが、実は5,6匹分の川がにを使った贅沢な一品なんです。
自家製味噌の「大綱薇貝焼」と名付けられている鍋には立派な薇(ぜんまい)が入っています。
生湯葉も旨そう。
鮭の麹着けは、生ものが苦手な私には無理でした。
これらの料理にあうお酒として、樅峰苑ブランドの日本酒をいただくことにしましょう。

鯉の甘露煮、しいたけとひめたけの焼き物が運ばれてきます。

川がにのあんかけも鯉の皮の天ぷらも珍しかった。

〆のご飯は当然あきたこまちと川がにのつみれの味噌汁。
このつみれには、甲羅まですり潰されていてコリコリと歯ごたえがあります。
デザートはアロエでした。

強首温泉 樅峰苑朝ごはんはお代わり2杯で満腹。

なにもないところでゆっくり温泉を楽しんだり、レトロな雰囲気に浸りたい人にはお勧めです。
あと、川がに料理が好きな人もかな。

源泉名:樅峰苑の湯
泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(塩化物泉)
泉温:49.8度
PH:6.9

住所:秋田県大仙市強首字強首268
電話:0187-77-2116

HP:強首温泉 樅峰苑

「樅峰苑」も加盟している日本秘湯を守る会に関しては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。
宿泊日:2018年6月

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