【龍神温泉 下御殿】和歌山県で混浴露天風呂のある温泉旅館
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なつかしきを尋ね、宿心を知る 下御殿

約1300年前に開湯されたと言われる龍神温泉にある宿「龍神温泉 下御殿」に宿泊しました。
龍神温泉は島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉と合わせて「日本三美人湯」と呼ばれています。
また、この宿「龍神温泉 下御殿」はその名前から連想できる通り、紀州藩初代藩主である徳川頼宣が湯治の為に建てさせ、その後に払下げられたとのことです。
下御殿の建物は、現在は建て替えられていますが、同じく払い下げられた2軒隣にある上御殿は、当時の面影を今も残しています。
上御殿と下御殿は経営は別々ですが、遠い親戚関係とのことです。
またこの宿は、日本秘湯を守る会にも加盟をしています。

宿の入り口は、駐車場のある道路から階段を下ります。
ロビーは珍しく囲炉裏のある和室になっています。
その隣はお土産コーナー。
食事もこの階にある個室の食事処でいただきます。

今回お世話になる部屋は、フロントから1つ上の階にある206号室「きり」の間。
スタンダードな部屋でバス、トイレ付き。
なにも入っていない冷蔵庫もあり、これなら自由に飲み物を持ち込めるので、後から付近を散策ついでに酒屋でビールを買ってきて補充させていただきました。
そのほかにカップラーメンが有料で置いてありましたが、こちらは利用することはありませんでした。

温泉は男女別々の内湯と、この宿自慢の川岸にある混浴露天風呂です。
内湯は、夜に男女の浴室が入れ替わります。
内湯と露天風呂ともに「無許可撮影禁止」の注意書きがあったので、宿の女性スタッフに許可を得て撮影しました。

龍神温泉 下御殿
「日本三大美人の湯」に私のような中年男性が入浴をしたところでその効果はほとんど見込めませんが、到着後すぐに風呂場にむかいました。
内湯の洗い場が畳になっていて、こんな浴室はたまにありますが、ここのお風呂はなんと浴槽内も畳になっていました。
こんな浴槽は初めてでした。
龍神温泉 下御殿
翌日入った内湯は、男女の浴室が入れ替わり、石畳の檜風呂です。
露天風呂には、カラン(洗い場)はないのでこちらで身体と頭を洗わせていただきました。




混浴露天風呂

龍神温泉 下御殿

混浴露天風呂は、フロントにあるバスタオルを巻いて入るようにとのことでした。
客室や露天風呂とは別の階にあるフロントにいちいち取に行くのが煩わしいので、個人的には混浴露天風呂の入り口に置いてほしいと思いました。
滞在中に3回利用させていただきましたが、他に入って来る人はいなかったので、いつも通りひとりきりの混浴風呂でした。
もちろん、誰も入ってこなかったのでバスタオルは巻ませんでした。
したがって、バスタオルをフロントに取りに行ったのは最初の一度きりです。
しかしながら、この混浴露天風呂は川を渡る橋から丸見えなので、恥ずかしがり屋の人はひとりで入浴するにしてもバスタオルは必要かもしれません。

龍神温泉 下御殿
川に面している露天風呂なので、開放感もあり入浴していて気持ちはいいです。
こちらの写真は、橋の上から露天風呂を撮影した写真。
確かに丸見えですよね。




食事

食事は個室でいただきます。
食事中の挨拶は宿の女将でななくご主人からありました。
これは初めての経験で少し驚きました。

メニューはその月ごとに変わるようで、献立表もきちんとありました。
刺身は紅鱒ですが、刺身の苦手な私には合鴨のスモークが用意されています。

朝食は、正方形の箱に入った小鉢がメイン。
それに豆乳豆腐を固形燃料で温めるもの。
彩は鮮やかですが、箱ごと冷やされていたものを出されているので、この朝食の好みは別れるところでしょうか。

この宿の売りはやはり、川面の混浴露天風呂なのでしょう。
個人的には、混浴ではなく時間帯で男女を別々にしたらもっと気兼ねなく利用出来るのではと思います。
あとは、橋からの丸見えをどうにかすることでしょうかね。
せっかくのいい景色が楽しめる露天風呂が少しもったいない。




温泉基本情報

源泉名:龍神温泉 下の湯
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温:43.3度
PH:7.8

料金・アクセス情報など

住所:和歌山県田辺市龍神村龍神38
電話:0739-79-0007

龍神温泉 下御殿

下御殿

 

 

私が宿泊をした付近の宿

硫黄泉の源泉かけ流しの宿(車で90分)

貸切風呂のある一軒宿の温泉(車で75分)

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記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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