「槍見館」は、蒲田川沿いにある日本秘湯を守る会の温泉宿です。
露天風呂から槍ヶ岳を見ることが出来るのでこの名前が付いてます。
1925年(大正14年)に「林家旅館」として創業しました。
そして1949年(昭和24年)に「槍見温泉旅館」と改名され、2000年(平成12年)には庄屋造りの古材を再利用して現在の母屋となりました。
母屋には洋室が3室と和室8室、和洋室1部屋があり、その他に離れの土蔵造りの特別室が2部屋の合計14の客室があります。
フロント前では、温泉卵や缶ビールなどが売れていて、利用したら帳面に記載することになります。
冷やしてあるトマトは無料で食べることが出来ました。
槍見館のお部屋(りんどう)
今回宿泊をした部屋は2階の「りんどう」。
布団は既に敷かれていました。
洗面台の下には空っぽの冷蔵庫があり、トイレは洋式です。
部屋で一息ついていると、おもてなしの梅ジュースが運ばれてきました。
部屋の鍵は2つありました。
戸棚にはさまざまなサイズの浴衣があるので、着てみて合わせることが出来ます。
槍見館のお風呂
母屋の奥から大浴場「ごての湯」へ。
浴槽はガラス張りに囲まれた「槍見の湯」の浴槽と熱めで小さい「穂高の湯」の2つがあります。
ここ以外は、露天風呂になるので頭や身体はこちらで洗い流すことに。
こちらは槍見館の代名詞でもある混浴露天風呂の「槍見の湯」です。
その名の通り北アルプスの主峰「槍ヶ岳」を望む奥飛騨屈指の開放感を誇る露天風呂です。
朝の7時から9時は女性専用になっています。
大きな浴槽のある「まんてんの湯」も混浴です。
岩に囲まれていて、景色はそれほど良くはありませんが槍見館で一番古い露天風呂だそうです。
槍見館の4つの貸切風呂
水車のある貸切風呂「ほたるの湯」。
浴槽は石造りになっています。
「森の湯」には、ブランコと滑り台があって子供にも大人にも人気の貸切風呂です。
蒲田川沿いの借切り露天風呂はその名も「渓流の湯」。
浴槽は八角形になっています。
もうひとつの貸切露天風呂は「播陵の湯」。
こちらは、他の貸切風呂に比べてぬるめの湯で私は一番気に入った浴槽でした。
足湯の「なごみの湯」もかなり立派で、足湯にするにはもったいない造り。
ただ、利用をしている人を見ることはありませんでした。
槍見館の夕食
食事は母屋にある食事処でいただきます。
個室ではありませんが、それぞれのテーブルは距離が保たれていました。
テーブルには、先付けや前菜などが並んでいました。
まずは、先付け。
食前酒は梅ジュース。
造りは、魚と肉から選べ肉は生ではないのでそちらをチョイスしました。
係の人が食事前から円形に並んだ串を表裏に返しながら、焼き上げた岩魚の串焼が運ばれてきます。
炭火の焼きたてはとても美味しい。
槍見館の朝食
朝食も昨晩と同じテーブルでいただきます。
岐阜では定番の朴葉味噌(ほおばみそ)はご飯がすすみます。
その他に鮎の一夜干しやコンニャクなどを美味しくいただきました。
温泉も料理も部屋の雰囲気も良くて満足させていただきました。
お世話になりました。
またお邪魔させていただきます。
温泉基本情報
源泉名:槍見の湯
泉質:単純温泉(低張性-中性-高温泉)
泉温:45.0度
PH:6.6
湧出量:380L/分
料金・アクセス情報など
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂587
電話:0578-89-2808
HP:槍見の湯 槍見館
https://yarimikan.com/
パンフレット
私が泊まった秘湯を守る会の宿
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