閉館:【小川ラドンセンター】演歌の似合う温泉施設
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昭和の残り香

「小川ラドンセンター」は、東武東上線かJR八高線の小川町駅より徒歩15分程度にあった温泉施設です。
ここは宿泊のできるビジネス旅館でしたが昭和の健康ランドの臭いがプンプンしていました。

旅館の受付やその周りには演歌歌手のポスターや写真などがあちらこちらに貼られていて、しかも、今ではあまり見かけなくなったカラオケのテープも大量に置いてあります。
ここで、入浴料800円を払います。
「混浴露天風呂は今はやっていないので、ご利用は岩風呂のみです。」と言われたのですが、そもそも混浴露天風呂の存在を知らなかったのですが、わざわざその情報を私に教えてくれたのはなぜなんでしょう。

廊下を曲がっていくと男湯の暖簾があります。
脱衣所の鉄板でできたロッカーは年季が入って、6つあるうのうちの2つには鍵はありませんでした。
その横の棚にあるタオルは自由に使っていいとのことですが、あまりに家庭的すぎて遠慮することにします。

小川ラドンセンター

露天風呂はなく、内湯が自慢の岩風呂です。
ラドン温泉とのことですが、温泉分析表はなく地下水を沸かしているとのことでした。
透明な温泉は特徴はありませんが、湯口に近い岩には堆積物がかすかにこびり付いています。
カランにある水の蛇口からは、かすかに鉄臭がしました。

ここの休憩所を兼ねたステージはかなりの力の入れようで、昭和のよき時代には大物歌手もかなりここにいらしたようで廊下には物凄い数の写真があります。
カラオケボックスやスーパー銭湯が流行る前は、かなりの盛況だったことでしょう。

昭和の良き時代の健康ランドにタイムスリップさせていただきました。

またひとつ、温泉遺産が消えたのは残念です。

温泉基本情報

源泉名:不明
泉質:不明
効能:不明

料金・アクセス情報など

住所:埼玉県比企郡小川町小川xxxx
電話:0493-72-xxxx
料金:800円
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜日

 

 

記載の情報は訪問時のものです。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。
また、この施設は現在は運営されておりませんのでご注意ください。




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