天井が高い浴室
武雄温泉のシンボルである朱塗りの楼門(ろうもん)をくぐり右手にある武雄温泉の「元湯」の建物は、明治9年(1876年)に建築され、現在使用されている温泉施設の建物としては日本最古のものだそうです。
同じ建物には、「蓬莱湯」の浴室もありますが、料金は別なので券売機で入浴券を購入して、向かいのおばちゃんに渡します。
券売機の上には、浴槽の泉温が表示されていました。
この温泉について、1592年(安土桃山時代)に豊臣秀吉が湯治客に対して下記の掟書を交付しています。
一.湯治の客は土地の者に対して、難題を申し付けてはならない。
一.客は一人につき五文の宿銭を支払いこと。
一.薪柴の用意は必要であるが、屋敷廻りその他指定地内の樹木を伐採してはならない。
このことから、ここがかなり賑わっていたと推察されます。
浴室内は撮影が禁止。
この写真は、貼ってあったポスターです。
浴槽は、二つにセパレートされていて、源泉に近い温度の“あつ湯”(45.5から44度)と、ぬるめの“ぬる湯”(43から42度)になっています。
あつ湯はそのとおり熱くて入れません。
ぬる湯につかりながら、高い天井を眺めてぼーっとするのが気持ち良かった。
共同浴場には珍しく、ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けです。
料金・アクセス情報など
住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425
電話:0954-23-2001
料金:大人450円、小人(3才‐小学生)220円
営業時間:6:30‐24:00(受付は23時まで)
定休日:年中無休
※12月中旬に1回臨時休あり