日本秘湯を守る会
「藤助の湯 ふじや」は、岐阜県の白川村にある日本秘湯を守る会の温泉宿です。
白川郷からは車で15分程度の集落にあります。
玄関の引き戸から中に入るとそこは外観同様に古民家の雰囲気そのものです。
ロビーには大きな薪ストーブがあり、以前はここで到着時のおもてなしがありましたがコロナ対策で現在は中止になっています。
この宿は、ロビー・食事処・特別室、浴室、宿泊の3つの棟からなっていて総客室は11部屋です。
ふじやの部屋
今回は、宿泊棟1階の一番手前の部屋「かりん」に案内されました。
部屋は2間の和室で、手前が掘りごたつで寝室にはすでに布団が敷かれています。
これは、コロナ対策でなるべく従業員が部屋に入らないようにとの配慮からだそうです。
テレビと冷蔵庫はこたつのある部屋の引き戸を開けるとあります。
冷蔵庫には、ペットボトルに入った水がサービスで置かれていました。
トイレと洗面台は同じ場所にあります。
部屋の鍵は1つだけです。
お風呂セットは、竹籠に入れてありました。
ふじやのお風呂
大浴場の下駄箱は部屋ごとに草履を入れる場所が決められています。
部屋数の少ない宿だから出来るルールです。
奥には、湯上りに飲むる湧き水が流れ出ています。
男女の浴室の交代はありませんでした。
浴室は内湯に浴槽がひとつと露天にひとつ。
どちらもかけ流しの湯使いです。
残念ながら浴室内の写真撮影は禁止でした。
貸し切りの露天風呂が2つあります。
どちらも空いていれば、いつでも無料で利用をすることができます。
浴室に名前はなく、こちらは廊下から向かって右手の露天風呂になります。
一番風呂で利用させていただきました。
こちらは、廊下から左手にある露天風呂。
右手とは左右対称の造りになっています。
日本秘湯を守る会の宿だけあって、置かれているボディーソープなどは秘湯シリーズでした。
ふじやの夕食
夕食は、フロントのある母屋の2階でいただきます。
個室ではありませんが、他のテーブルとは間仕切りがあってプライベートが保たれてます。
ただ、他の宿泊客の会話はよく聞こえてきました。
前菜はこの辺りで採れた山菜や野菜などが籠盛りになっています。
これらを地酒の「鬼ころし」の肴としていただきます。
地元育ちの結旨豚のしゃぶしゃぶや釜で炊くごはんは固形燃料です。
実はテーブルの中心にある囲炉裏は、ただの飾りのなんちゃって囲炉裏なので炭火は灯っていません。
あくまでも雰囲気を演出するものでした。
鮎の塩焼きに大豆汁とごま豆腐。
飛騨牛の陶板焼きは、前記したように囲炉裏は飾りなので陶板の下に固形燃料を入れてその炎で焼き上げます。
炊きあがったご飯は天ぷらといただきました。
デザートはアイスクリームでした。
この手の宿にしては、食事が出てくるタイミングが早くて、仲居さんもバタバタしておりあまり落ち着いて料理を楽しむことが出来ませんでした。
ふじやの朝食
朝食は、昨晩と同じ場所でいただきます。
岐阜の宿の定番「朴葉味噌」(ほおばみそ)も昨晩同様に、なんちゃって囲炉裏に固形燃料の組み合わせでした。
温泉基本情報
源泉名:大白川2号泉及び大白川3号泉の混合泉
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温:68.8度
PH:8.1
料金・アクセス情報など
住所:岐阜県大野郡白川村平瀬325-1
電話:05769-5-2611
HP:藤助の湯 ふじや
http://www.tousuke-fujiya.com/
温泉分析書
私が宿泊した秘湯を守る会の宿
記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。
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