少々変わった名前の乳頭温泉郷の「蟹場温泉」(がにばおんせん)。
この名前は、宿から40メートほど東に行った蟹場という沢からきています。
開湯は1846年で、昔は他の乳頭温泉郷の温泉と同様に農閑期の湯治場だったらしいです。
フロントで入浴料を支払い有名な混浴露天風呂「唐子の湯」へ向かいます。
露天風呂に行くには玄関で脱いだ靴を持って、宿の廊下を歩き露天風呂のある裏手のドアまで移動します。
そこから、持ってきた靴を履いて一本道をテクテクと森の中を歩きます。
見えてくる露天風呂には形ばかりの目隠しが設置されていますが、ほぼ丸見えです。
脱衣所は男女別々ですが、浴槽は混浴になっています。
これだけオープンな露天風呂はもはや野湯と言ってもいいでしょう。
訪問時の温泉のお湯はかなり熱い。
この温泉の泉温は、季節や時間帯いによって激しく変わるらしいので、どうやら運が悪かったみたいです。
自然が相手なので仕方が無いです。
温度を調整するために加水する手段もなくじっと我慢の入浴で、出たり入ったりを繰り返しました。
これも今となっては湯めぐりのいい思い出です。
露天風呂を楽しんだ後は、再び宿まで戻って今度は内湯を探索。
こちらには木風呂と岩風呂、そして女性専用の露天風呂があります。
まずは岩風呂へ。
温泉が空気で酸化しているのか少々白濁しております。
それほど熱くなく温泉を楽しめました。
秋田杉で作られた木風呂は少々熱い。
浴槽には、白い湯の華がゆらゆらと舞っています。
浴室に大きな石があり、沢蟹がいたところから持ってきたようです。
湯治場の雰囲気がどことなく残る温泉でした。
温泉基本情報
源泉名:蟹場・唐子
泉質:単純硫化水素泉
泉温:53.5度
源泉名:唐子
泉質:単純硫黄泉
泉温:53.5度
料金・アクセス情報など
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
電話:0187-46-2021
料金:800円
営業時間:9:00-16:00(日帰り入浴時間)
※日帰り入浴毎週水曜休み
※湯めぐり帖を利用(組合加入7軒(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)の宿泊者限定で、2,500円(こども1,000円)で発売)
HP:乳頭温泉郷 蟹場温泉
https://ganibaonsen.com/
パンフレット
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