【後生掛温泉】男女の三角関係が温泉名




目が痛くなった

「後生掛温泉」(ごしょうがけおんせん)は、秋田県の八幡平国立公園内にある開湯300年の名湯で、古くから、”馬で来て 足駄で帰る 後生掛”と言われています。
もっとも私は現代風に、”車で来て 車で帰る 後生掛”を実践させていただきました。
この後生掛の名前の由来は、江戸時代に三陸出身の九兵衛をめぐって、三陸に残した本妻と九兵衛を看病した恐山巡礼の途中の女性が後生を掛けて湯沼に身を投げたという伝説に由来しているらしいです。
つまり、後生に掛ける=生まれ変わって来世に掛けるという意味で結構ドロドロした感情のたまものでした。
その為、源泉をオナメ(妾)・モトメ(本妻)の湯と呼ばれています。
一軒宿の温泉ですが、建物は本館・新館・湯治棟に分かれていて湯治棟には200名が宿泊出来るそうで、湯治での宿泊がメインになっているようです。

日帰り入浴の受付に向かう手前に無料の足湯があり、ここの利用は5月初旬より10月下旬までらしいです。
現在、源泉は4つあるのですが、脱衣所の温泉分析書は伝説の「オナメ・モトメの湯」だけでした。

後生掛温泉

温泉は白濁の硫黄泉で内湯には主浴槽の他に、打たせ湯・泥湯・箱蒸風呂・蒸サウナ・火山風呂(バブル)といろいろと楽しむことが出来ます。
泥湯を楽しんで、うっかり顔を撫でたら硫黄がピリピリと目にしみて大変なことになりました。
一緒に温泉に浸かりながらお話をしたおじさんは、湯治宿泊でゆっくりここで長逗留しているとのことで、羨ましい限りです。

八幡平アスピーテライン沿いにあるので一軒宿ですが車でのアクセスはいい温泉宿です。
「1つ食べれば3年長生きする」という黒たまごも名物になっています。

温泉基本情報

源泉名:オナメ・モトメの湯
泉質:単純硫黄泉
泉温:88.4度
PH:3.2
湧出量:150L/分

料金・アクセス情報など

住所:秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林内
電話:0186-31-2221
料金(日帰り入浴):大人600円、小学生300円
営業時間(日帰り入浴):9:00-15:00(14:30最終受付)

HP:後生掛温泉
https://www.goshougake.com/

後生掛温泉

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