【温泉漫遊記】その壱 「冷たい温泉」 兵庫県 灘温泉六甲道店
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今、冷たい温泉の中。

我が家から電車で一時間ほどの場所に、70歳を過ぎた独身の叔父と叔母が2人で住んでいる。

叔母は膠原病(こうげんびょう)を患い、叔父は糖尿病で右足を切断している。

先日、その叔父から入院をすることになって病院にいるとの電話があった。

なんでも、残った左足の調子がよくなく、病院に行ったところそのまま入院となってしまったらしい。

叔母も自由のきく身体ではないので、叔父の部屋から下着やタオルなどを袋に詰めて、六甲山の麓にある病院にタクシーで向かった。

コロナ禍ではあったが、叔父とは面会をすることが出来き、主治医との面談で叔父の足は椎間板ヘルニアによる神経の圧迫で手術が必要との説明を受ける。

いろいろな書類に承諾のサインを書いて、病院を後にした。

急な坂道を歩いてひたすら下り、阪急線とJR線を通りこして、銭湯の暖簾をくぐった。

今、冷たい温泉の中。

冷たいのに温泉。

世の中にはさまざまな法律があって、温泉法と呼ばれる法律がある。

この中に「泉源における水温が摂氏25度以上」であれば温泉として認められいる。

私が浸かっているのは、31度の源泉なので十分にこの法律の要件を満たしているので、温泉と呼んでなんの問題もない。

ただし、31度の温泉は、真夏の火照った身体には十分に冷たい。

この源泉浴槽は小さくて、大人2人しか入れない。

次の順番があるので、そろそろあがるとしよう。

灘温泉から、六甲道駅までは徒歩で5分ほど。

汗も引いたし、喉も乾いた。

ここは、焼き鳥にするかギョーザにするか迷うところ。

目ぼしい店を見つけたので、入ろうとすると張り紙が目につく。

「まん延防止等重点措置により、酒類の提供をしておりません」。

飲みたいものが飲めない世の中は不自由なものだ。

あきらめて、電車に乗って家の冷蔵庫を開けるのを楽しみにすることにした。

ビール、冷やしていたかな・・・・

源泉名:新温泉
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・中性・低温泉)
泉温:31.1度
湧出量:395L/分
PH:7.1

住所:兵庫県神戸市灘区備後町3丁目4番地
電話:078-854-6545
料金:大人450円、中人(小学生)160円、小人60円(幼児・赤ちゃん含む)60円
サウナ入浴:600円(サウナタオル付)
営業時間:6:00‐25:00(最終受付24:15)
定休日:不定休

 

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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