【これは、温泉ではない 温泉教授の温泉ゼミナールⅡ】

「私は本書の中で温泉に対する”幻想””常識”をこっぱみじんに打ち砕くことから始めたい」
温泉ファンのみならず、温泉経営者にも大きな衝撃を与えた「温泉教授の温泉ゼミナール」の一節である。
あれから2年、世は時ならぬ「温泉ブーム」に沸いている。
しかしその裏側では恐るべき事態が進行していた。

レジオネラ症による死、塩素殺菌の指導強化、源泉の枯渇、骨抜きにされた温泉評価制度・・・
温泉を巡る様々な問題を、日々の丹念な現場取材を基に、著者独自の視点で書き下ろす。
もはや「源泉100%かけ流し」でも安心できない?

出版情報

発行所:光文社
著者名:松田 忠徳
発行年月日:2004年1月20日

著者プロフィール

松田 忠徳(まつだ ただのり)
北海道洞爺湖温泉を”産湯”に1949年に、有珠山麓に生まれる。
東京外国語大学大学院(修士課程)修了。
モンゴル学、アフリカ文学専攻。
現在、旅行作家、翻訳家、札幌国際大学観光学部教授(温泉文化論)。
夫人はモンゴル出身。
主な著書に「列島横断2500湯」(日本経済新聞社)、「温泉主義」(くまざさ出版社)、「温泉教授の温泉ゼミナール」「カラー版 温泉教授の日本全国温泉ガイド」「温泉教授の日本百名湯」(以上、光文社新書)、「日本の千年湯」(監修、新潮社)、「温泉力」(集英社インターナショナル)、「おとなの温泉旅行術」(PHP研究所)がある。

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