写真の円月島は、白浜のシンボルで昔も今も親しまれています。
正式には「高嶋」という名前の島で南北約130m、東西約35m、高さ約25mの小島で、島の中央に円月形の穴がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれています。
円月島に沈む夕陽は「日本の夕陽100選」に選ばれていて、日の沈む夕景の美しさは格別で、春と秋には、穴に夕日がおさまる瞬間が人気です。
白浜温泉は、「日本書紀」や「万葉集」に記載されてる温泉で、有馬温泉・道後温泉と並んで「日本三古泉」のひとつに数えられています。
奈良時代から牟婁ノ湯(むろのゆ)を中心にして、湯崎七湯の名で湯治場として栄えました。
そして、1933年の紀勢線が開通したことによって大規模な温泉開発が進み、夏場は海水浴客でも大変にぎわうようになりました。
現在でも、白浜温泉には6つの公衆浴場(共同浴場)があり中でも「崎の湯」は、白浜温泉を代表する温泉で、今でも唯一昔の浴槽が残っています。