有毒ガスに注意
鹿児島にある西日本の野湯の代表格だった「山之城温泉」(やまんじょおんせん)に行ったことがあります。
この野湯は、多分今でも野湯として健在と思われますが、現在は立ち入りが禁止されているので今では入浴をすることが出来ません。
韓国岳の裾野を通る「えびのスカイライン」から山道に車を走らせると、数台の車が停まっているので私もそこに停車しました。
そこから徒歩で15分ほど歩くとコバルトブルーの川が見えてきます。
これが目指す「山之城温泉」です。
そう、「山之城温泉」とは川自体が温泉になっている野湯です。
川に近づくと硫黄臭が漂いあちこちからグツグツと熱い泥やガスが吹き出ています。
このガスが有毒ガスで、過去にいろいろと事故があったらしく、立ち入り禁止になってしまったそうです。
川の底からも温泉が湧いているので足の裏をやけどしそうな場所もあります。
みんさん、自分にあった適温な場所で入浴されています。
川底は、泥が沈殿していて深いところでは足が泥にとられてなかなか抜けません。
浅瀬の適温な場所を選んで、森の中の野湯を満喫させていただきました。
ぜひまた行きたい温泉ですが、立ち入ることが出来なくなったのが残念です。