【江戸の風呂】

マンションと、会社と、ラッシュの電車。
現代の生活はまさしくマッチ箱のなかのうごめきだ。
されば個性をとりもどすための、本音の世界がどこかにないのか・・・。
あった、あった、風呂のなか・・・。
唯我独尊の境地ここにきわまると、ラカンのような顔で独り合点したのは露天風呂だった。
身も心も裸で語りあえる風呂の世界を、とくに江戸時代の風俗からのぞいてみたのがこの書である。

出版情報

出版社名:株式会社 新潮社
著者名:今野 信雄
発行年月日:1989年2月15日

著者プロフィール

今野 信雄(こんの のぶお)
1927年東京池袋生まれ。
1950年慶大法学部卒業、シナリオライターを経てサラリーマン、電通社。
主な著書
鎌倉史話紀行(青蛙房)・広告世相史(中央公論社)・江戸の旅(岩波書店)・江戸子育て事情(築地書館)他多数。
所属
日本ペンクラブ・日本文芸家協会・史遊会。

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。
感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




おすすめの記事