【台東区 浅草観音温泉】東京の下町にあった温泉施設
スポンサーリンク




浅草っ子御用達の公衆浴場

 この銭湯は廃業しました
浅草寺の西参道の脇にあるツタの生い茂った、まるで在りし日の甲子園球場を思い出させてくれるビルが浅草観音温泉でした。
ここは、1957年8月10日に開業して、ボイラー故障のため2016年6月に閉店し2018年2月に解体されました。
建物は、4階建てで1階は受付と浴室、2階はマッサージ室、3階は休憩場兼宴会場になっていました。

入り口は、銭湯というよりも公民館のようでした。
玄関を入ると受付がありここで入浴料700円を支払います。
石鹸やシャンプー、カミソリのほかにポマードやヘアリキッドなども売っているのがお洒落な下町の浅草らしいです。
また、土日は競馬があるのでスリに注意の張り紙もありました。

下駄箱の数は、かなり多かったです。
そこから昔はかなり賑わったのが想像できます。
正面は女湯、左が男湯の浴室で、特に暖簾のようなものはありません。
浅草観音温泉脱衣所の床はピカピカに磨かれています。
右手にあるマッサージ機は、料金箱にガムテープが張られていてどうやら故障中のよう。
そのまま置いてあるってことは、修理する気があったのかもしれません。

浅草観音温泉

浴槽は内湯のみで、女湯との仕切りの人魚の絵のタイル絵の壁に沿って半円形で真ん中に仕切りがあり、熱い湯船と普通の2つの浴槽になっています。
設置されていた温度計が壊れていて、正確な温度がわかりませんでしたが、入ってみて2つの浴槽のどちらもそれほど温度が変わらない気がしました。
温泉はかなり透明度があり、黒湯温泉をろ過しているとの話もありますが真水なのか不明な感じです。
浴槽から伸びる配湯パイプの錆がなんともいえません。

浴室の床も浴槽もタイルのなんともレトロな雰囲気のこの浅草の温泉はもうありません。

温泉基本情報

源泉名:浅草観音温泉
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩温泉
泉温:26.3度
PH:8.5
湧出量:227L/分

料金・アクセス情報など

入浴料:700円
営業時間:6:30~17:00

定休日:水曜定休(祝日は営業)

住所:東京都台東区浅草

スポンサーリンク
おすすめの記事