【宮城県 東鳴子温泉】温泉旅館の外湯めぐり




「東鳴子温泉」は、宮城県北部を流れる江合川の上流にある鳴子温泉郷の温泉地のひとつです。
鳴子温泉郷は、ここ「東鳴子温泉」のほかに、「鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」の4ヶ所の温泉地の集まりで、その源泉数は全部で374本といわれています。

東鳴子温泉

東鳴子温泉の歴史は古く、温泉の開湯説は2つあり、壇の浦の合戦に敗れた平家の家臣がこの地に逃れて仁治元年(1240年)に温泉を発見した説と、天平19年(747年)に玉造軍団がこの地に設置された頃には既にあったともいわれております。
いずれにしても、古くからの温泉で湯治場としても親しまれていて、江戸時代には仙台藩主伊達家専用の「御殿湯」があったそうです。
そのことから、東鳴子温泉にあるJRの駅は「鳴子御殿駅」と呼ばれています。

東鳴子温泉での湯めぐり

東鳴子温泉には、日帰り入浴施設や共同浴場はなく、旅館の外湯(外来入浴)を利用することになります。
主な旅館は以下の通りです。(訪問時には、各旅館へ事前確認をお願いいたします)

1百年ゆ宿 旅館大沼

JR東日本のポスターにもなっている露天風呂「母里の湯」(もりのゆ)は宿から少し離れた場所にあり、宿泊客は車で送迎してもらいます。
また、画家の高橋典子さんが半月あまりかけて描いた混浴風呂「薬師千人風呂」の壁に書かれた天女の絵も一見の価値がありです。
その他にこの宿には、いろいろな浴室が多数あるので宿で湯めぐりが楽しめます。

■泉質:
(1)ナトリウムー炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉) PH6.9
(2)ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉) PH7.4
■日帰り料金:500円
■受付時間:11:00~14:00
■住所:大崎市鳴子温泉字赤湯34
■電話:0229-83-3052
■サイト:http://www.ohnuma.co.jp/

旅館大沼

2いさぜん旅館

1941年(昭和16年)開業のこの温泉旅館の入り口にある松は「いさぜん長寿の松」と呼ばれています。
自家源泉の混浴風呂「鉄鉱泉」と「炭酸泉」が有名で、入口は別々ですが浴室は一緒になっています。
2つの浴槽を隔てる高い壁が特徴です。
男女別々の中浴場と露天風呂には、阪神タイガース一色になっています。
泉質:
(1)ナトリウム-炭酸水素塩温泉 PH7.0
(2)ナトリウム-炭酸水素塩温泉 PH7.2
(3)ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 PH7.4
■日帰り料金:500円
■受付時間:10:00~20:00
■住所:大崎市鳴子温泉字赤湯11
■電話:0229-83-3448
■サイト:http://www.isazen.biz/

いさぜん旅館

3旅館なんぶ屋

玄関先のロビーには、いろいろな小物が飾られています。
内湯も露天風呂も広く大きな浴槽で、寝湯も楽しむことができます。
■泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 PH7.4
■日帰り料金:500円
■受付時間:10:00~20:00
■住所:大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣90-18
■電話:0229-83-3437
■サイト:http://www.nanbuya.jp/

旅館なんぶ屋

4高友旅館

昭和レトロな温泉旅館で、源泉は3つの自家源泉がありそれぞれ泉質が異なります。
混浴の大浴場の「黒湯」と「ひょうたん風呂」は、温泉マニアの間で有名です。
■泉質:
(1)含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型) PH:6.7
(2)ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 PH:6.8
(3)ナトリウム-炭酸水素塩泉 PH:6.5
■日帰り料金:500円
■受付時間:10:00~16:00
■住所:大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
■電話:0229-83-3170
■サイト:http://www.takatomo-ryokan.com/

5その他の温泉旅館

阿部旅館
■泉質:(1)重曹硫化水素泉(中性) PH7.2
(2)単純温泉(中性) PH6.4
■日帰り料金:500円
■受付時間:9:00~16:00
■住所:大崎市鳴子温泉字赤這125-1
■電話:0229-83-2053

旅館紅せん
■泉質:含石膏・塩化土類-重曹泉(中性) PH6.9
■日帰り入浴:500円
■受付時間:12:00~15:00
■住所:大崎市鳴子温泉字久田83-4
■電話:0229-83-2491
■サイト:http://www.beni-sen.com/

久田旅館
■泉質:
(1)含食塩重曹-硫黄泉(中性) PH7.4
(2)純重曹泉(中性) PH7.2
■日帰り入浴:500円
■受付時間:11:00~18:00
■住所:大崎市鳴子温泉字久田67
■電話:0229-84-7639
■サイト:http://kyu-den.com/

ホテルニューあらお
■泉質:
(1)純重曹泉(弱アルカリ性) PH8.0
(2)含食塩・芒硝-重曹泉(中性) PH6.6
■日帰り料金:600円
■受付時間:10:30~21:00
■住所:大崎市鳴子温泉字赤湯40
■電話:0229-83-3062
■サイト:http://www.newarao.com/

勘七湯
■泉質:
(1)純重曹泉(中性) PH6.6
(2)含食塩・芒硝-重曹泉(中性) PH7.4
■日帰り料金:500円
■受付時間:8:00~20:00
■住所:大崎市鳴子温泉字赤湯18
■電話:0229-83-3038
■サイト:http://kansiti.com/

初音旅館
■泉質:
(1)重曹硫化水素泉(中性) PH6.7
(2)純重曹泉(中性) PH6.9
(3)含食塩・芒硝-重曹泉(中性) PH7.4
■日帰り料金400円
■受付時間:10:30~15:00
■住所:大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣90
■電話:0229-83-2166
■サイト:http://www12.plala.or.jp/HATUNE/index.html

馬場温泉
■泉質:
■純重曹泉(中性) PH7.0
■日帰り料金:500円
■受付時間:11:00~20:00
■住所:大崎市鳴子温泉字馬場102
■電話:0229-83-3378

湯めぐりチケットがお得です

東鳴子温泉の湯めぐりには、「湯めぐりチケット」がお勧めです。
1300円で購入出来て、湯めぐりチケットに付いている6枚のシールで入浴すると個別に入浴料金を現金で支払うよりもお得になります。
東鳴子温泉の下記の旅館には、チケット2枚で一回入浴することが出来るので、3回分の入浴料金が1300円になる計算です。
利用できる旅館は、以下となります。
・百年ゆ宿 旅館大沼
・いさぜん旅館
・旅館なんぶ屋
・高友旅館
・旅館紅せん
・久田旅館
・ホテルニューあらお
・勘七湯
・馬場温泉
※阿部旅館、初音旅館は対象外で利用できません。
チケットは、対象の旅館または鳴子御殿駅で購入出来ます。
私もこの湯めぐりチケットを購入して、東鳴子温泉で湯めぐりをしました。

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