【湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や】温泉は貸切風呂が3つ
スポンサーリンク

「珠玉や」(たまや)のある湯田川温泉は、山形県内で2番目に古い温泉と云われその開湯は和銅5年(712年)で平成24年(2012年)に1300年を迎えました。
今回は雪の舞う2月に訪問しました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉やこの宿は、近くにある久兵衛旅館の別館で総客室数は8部屋。
建物の1階にロビーと2つの貸切風呂、2階は食事処、そして3階と4階が客室になっていて最上階にも貸切展望風呂があります。
3つの貸切日呂は滞在時間中、空いていればいつでも無料で利用することができます。

お部屋

 

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や今回宿泊する部屋は、3階の「かえで」です。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

部屋は8畳の和室で暖房はエアコンのみでした。
布団は、食事時間中に敷かれてチェックアウトまでそのままです。
チェックインは14時でチェックアウトは11時なのでゆっくりとこの部屋で過ごすことが出来ました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や窓側には2つのチェアが置かれ、ここに座りながら部屋の中から雪景色を楽しむことができます。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や部屋のテーブルに置かれているお茶請けは、地元鶴岡市の和洋菓子店信濃屋が作る芋きんとんです。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や冷蔵庫の中にあるジュールとお水はサービスなので無料です。
黒い缶ジュースの原材料は、山形県産果実だけを使用した果汁100%です。
このジュースは、道の駅などでも売られていました。

洗面台は部屋の入口にあり、トイレはその正面にありましたが少し設備は古さを感じました。

お風呂




3つの貸切風呂は、予約制ではなくて空いていれば利用することが出来る形式で、それぞれの貸切風呂の前に置いてある札を「空いております」から「入浴中です」に表裏にします。
この宿のお風呂は貸切風呂だけで、大浴場はありませんが近くにある久兵衛旅館の大浴場に入浴することが出来ます。
逆に、久兵衛旅館の宿泊客もこの宿の貸切風呂が利用可能です。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や宿に到着後、ゆっくりと休憩する間もそこそこにまずは1階の奥にある貸切風呂に行きました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や脱衣所は3人分の仕切りになっていますが、浴室を含め4人家族で十分に利用が可能です。

 

温泉は、もちろん源泉かけ流しでちょうどいい温度。
内湯のみですが、窓から雪の降る小さな庭を眺めることができました。
浴槽は広くて、洗い場は3つあります。

 

1階にあるもうひとつの貸切風呂。
こちらは少し小さめですが、それでも大人2人なら十分くつろいで入浴することができます。

 

最上階の展望風呂には、エレベーターが4階までしかないので階段を上りたどりつけました。
ここも内湯がひとつだけですが、窓を開けると見晴らしが良く半露天風呂を楽しむことが出来ました。

「珠玉や」の温泉は、すべて源泉かけ流しで飲泉可能な極上温泉でした。

泉質:ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉(旧泉質名含石膏芒硝泉)
泉温:42.2度
湧出量:1,000L/分(珠玉や供給分40L/分)

夕食

夕食は、2階のお食事処「たんと」でいただきます。
隣のテーブルとは仕切りで区切られていますが、個室ではないので隣の方の会話などは聞こえてくるのですが、落ち着いて食事をとることができます。

・一品目 ゆり根の和風ムース
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

 テーブルには前菜とともに並べれれているこの宿の名物料理です。
 「冷たいうちに食べてください」と言われ一番最初にいただくことになります。
 ムースをスプーンですくってみるとトロトロで絶品。
 この料理は、本館の久兵衛旅館でも提供されているそうです。

・二品目 前菜
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 前菜は、 
 「セリとフルーツトマトの加減酢ジュレ」
 「ばんけチーズ」
 「鯖のガリ巻き寿し」
 「うるい数の子西京味噌漬け和え」
 の計4品。
 
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 生魚が食べられない私には、いろどり豊かな温野菜が提供されました。

・三品目 お造り
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や お造りは、平目・本鮪・北寄貝でした。
 写真はツレのものです。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 私は、刺身の代わりに山形牛のシャブシャブが出てきました。

・お酒
 湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や食事のお供のお酒は、地元山形の鯉川酒造の「鯉川」をいただきました。

・四品目 アスパラガスとヤリイカのフリット 塩辛タルタル添え
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 洋風の料理が出てきました。
 イカはプリプリでとても美味しい。
 日本酒のアテでしたが、イカということもあり十分その役目をはたしてくれました。

・五品目 地魚クエの味噌柚庵焼き
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 白身のクエは癖もなく、新鮮なので身が立っていました。

・六品目 庄内豚の角煮 じゃがあんかけ
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

 角煮は、スプーンですくってみると、自身の重さでほぐれてしまうほどの柔らかさです。
 
・七品目 鱈の子めし(雪若丸)と寒鱈のどんがら汁
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や 最後は、地元米の雪若丸とどんがら汁。
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や どんがら汁は、ここ鶴岡を中心にした鱈のアラ汁。
 「臭みを抜いて宿泊のお客様向けにしています」との説明でしたが、それでもかなり癖のあるアラ汁でした。

・八品目  自家製デザート
湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

 最後のお楽しみは、きなこプリン、抹茶柚子あいす、庄内麩のフィユタージュの三銃士。
 寒い冬に、アイス。そして、イチゴの季節が来たことを実感しました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

朝食

「珠玉や」(たまや)の朝食は、昨晩と同じく2階のお食事処「たんと」でいただきます。
テーブルも夕食と同じ所に案内されました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や蒸しエビの乗ったサラダは、自家製の黒胡麻ドレッシングをかけていただきます。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や塩納豆はこの辺りの郷土料理。
納豆を塩漬けにして発酵させたもので、中にはわかめも入っています。
これはご飯の上にのせていただきます。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉やこちらは、長芋煮。
煮ているというより、蒸した感じでホクホクしていました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉やこの小鉢は、鱈の子と糸こんにゃくを和えています。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や器に入った温かい豆腐には、好みで生姜とネギに庄内塩をまぶしていただきます。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や朝食の主役は焼き鮭で、玉子焼きが添えてあります。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉やお味噌汁は青さ汁でした。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

食後のデザートは、コーヒーブランジュと抹茶アイス。
白いブランジュですが、コーヒーの味がしっかりしました。

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

料金・アクセス情報など

HP:久兵衛別館 珠玉や

http://kuheryokan.com/tamaya/

 

 

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

 

湯田川温泉 久兵衛別館 珠玉や

パンフレット

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




スポンサーリンク
おすすめの記事