七色変化の温泉
「つぼ湯」は、世界遺産登録地の「熊の古道」の湯の峰温泉にある日本最古の共同浴場といわれています。
まずは湯の峰温泉公衆浴場の受付にある自動販売機でつぼ湯の入浴券を購入します。
「つぼ湯」は30分の貸切制で、入浴は一人でも二人でも可能ですが、入浴券は一人単位なので、二人で入るとトータルで倍の入浴料金を支払うことになります。
このつぼ湯は、世界遺産に登録される前は260円で入浴できたのですが、その後の料金改定で今では780円とかなり高騰してしまいました。
これも世界遺産登録のブランド力なのでしょうか。
入浴券を受付に渡すと番号札をもらえます。
この札は10枚あって、それぞれの札に1から10までの数字が書かれていて、つぼ湯の入口にかけておきます。
そして、その札の数字の順番に入浴をします。
つぼ湯の入口に、札がかけてあって扉の前に靴が脱がれていれば入浴中のサインになります。
訪問時は、先客が一組いらしゃいました。
少し待って、順番がきたので入口に札をかけ靴を脱いで、扉の鍵を掛けて石の階段を下りるとすのこがあるので、ここで服を脱ぎます。
木製の桶や椅子がありますが、石鹸で身体を洗うことは禁止されています。
浴槽は天然岩をくりぬいていて、名前の通りつぼ状になっています。
浴槽の底から温泉が湧き出ていて、かなり熱いです。
加水の出来る蛇口があり、浴槽内の温度を調整することが可能です。
この温泉は一日七回色が変わるという話がありますが、浴室が薄暗くて色はあまりよく判りませんでした。
温度が熱く成分も濃いので、貸切時間30分がちょうど良かったです。
つぼ湯利用者は、湯ノ峰温泉共同浴場の「一般湯」か「くすり湯」にも入浴することが出来ます。
温泉基本情報
泉質:重曹硫化水素泉(含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉)
効能:慢性皮膚炎、動脈硬化症、神経痛、高血圧、糖尿病、切り傷、やけど
泉温:92度
湧出量:30L/分
料金・アクセス情報など
住所:和歌山県東牟婁郡本宮町湯の峰110
電話:0735-42-0074
料金:780円(12歳以上)、470円(12歳以下)
営業時間:6:00-21:30(水曜日は8:00-21:00)
※つぼ湯利用者は、湯の峰温泉公衆浴場の「一般湯」または「くすり湯」にも一回入浴できます。
※30分の交替制です
HP:湯の峰温泉 つぼ湯
https://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/