【城崎温泉 温泉寺】兵庫県豊岡市
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城崎温泉の温泉寺(おんせんじ)は養老4年(720年)に城崎温泉を開いた道智上人により天平10年(738年)に開基されました。
山号は末代山(まつだいさん)、真言宗の別格本山で、本尊は十一面観音菩薩です。
道智上人は養老元年に城崎を訪れ四所明神の夢の告げにより、一千日間の修行をして、その功徳で現在のまんだら湯から温泉が湧出して城崎温泉が開湯されたと云われています。
山門近くには、城崎温泉元湯のモニュメントがあります。

城崎温泉 温泉寺

薬師堂の前には、薬師湯の湯のみ場があり城崎温泉の源泉を飲泉することが出来ます。

温泉寺と古式入浴法

古来、城崎温泉への入湯にはまず温泉寺に参拝して湯杓を授かります。
この湯杓は城崎温泉を開湯した道智上人の手であり、温泉寺本尊の十一面観音・薬師如来の尊き手ともされていて、「南無道智上人、南無観世音菩薩、南無薬師如来」と唱えて、湯杓で頭から全身に湯を浴びて、心身の安祥を祈って入湯します。

<古式入湯作法>

城崎温泉 温泉寺
1.湯壺に至って偈を唱う
沐浴身體(もくよくしんたい)  當願衆生(とうがんしゅじょう)
内外清浄(ないげしょうじょう) 身心無垢(しんじんむく)

城崎温泉 温泉寺2.温泉開祖道智上人・本尊十一面観世音菩薩・温泉守護薬師如来に感謝をして真言を唱う
南無道智上人。  南無観世音菩薩。  南無薬師如来。
各三遍

城崎温泉 温泉寺3.先ず湯杓を漱ぎ、次に湯杓の湯を頂く、口を漱ぎ、頭より全身に湯を浴びる
次、 心静かに入湯し心身の安祥を祈るべし。
尚、入湯中に湯杓を湯壺に浸けたりせず丁重に扱う事

入湯を了って後、道智上人の霊前に湯杓を再び奉納し、感謝の誠を申し上げる事

これが城崎温泉の入浴のお作法となります。

城崎温泉 温泉寺

御朱印

城崎温泉 温泉寺

パンフレット

アクセス情報など

住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
電話:0796-32-2669

城崎温泉 温泉寺
http://www.kinosaki-onsenji.jp/

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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