【有馬本温泉 金の湯】日帰りで濃厚な金泉が楽しめる温泉施設

「金の湯」は、有馬温泉にある神戸市営の日帰り温泉施設のひとつです。
ここは、昭和36年(1961年)4月1日に「有馬温泉会館」を改築して、平成14年(2002年)12月4日にオープンしました。

有馬本温泉 金の湯入口の横には「日本第一神霊泉」(日本一の温泉)と書かれた文政10年(1827年)に、明治維新で廃寺になった瑞宝寺の住職が建てた石碑があります。
「日本第一神霊泉」を筆で揮毫(きごう)したのは、中国(清国)の文人だった江芸閣(こううんかく)です。
その背面には、漢文で「有馬温泉の優れた効能を得るには、龍州(柘植彰常)の温泉論を読むこと」と書かれています。
温泉論では、有馬の湯は不妊症、外傷、下痢や水銀剤治療の後遺症などに効くとされていました。
水銀剤治療とは、当時は梅毒の治療に水銀剤が使用されその後遺症に多くの人が悩まされていました。有馬の湯は金を含んでいて金が体内の水銀を抜くと考えれれていたからです。

建物は2階建てで、正面には飲泉場がありますが今は使用されていません。

有馬本温泉 金の湯一階の券売機で入浴券を購入してフロントで渡すと、ロッカーの鍵をくれます。
大浴場は、2階になります。
浴室は内湯のみで、浴槽は壁側に鉄泉の金泉がぬる湯とあつ湯の2つと浴室真ん中に白湯の円形浴槽が1つの合計で3つ。
それぞれ、「一の湯」「二の湯」と呼ばれていて、これは江戸時代にこの場所にあった浴槽(浴槽の底から決まった時間に温泉が湧き出していた)の名前からきています。
洗い場にはリンスインシャンプーとボディーソープはあります。

有馬本温泉 金の湯建物の横には、無料で利用が出来る足湯も併設されていました。

温泉基本情報

源泉名:有明泉源1号線、2号線、天神泉源
泉質:含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱酸性高温泉)
泉温:83.1度
PH:6.26

料金・アクセス情報など

住所:兵庫県神戸市北区有馬町833
電話:078-904-0680
料金:大人800円、小人(小・中学生)350円、幼児無料
※平日大人650円、金の湯・銀の湯共通券1200円

営業時間:8:00-22:00(入館は21:30まで)
定休日:第2・4火曜(祝日営業翌日休)、1月1日

HP:有馬本温泉 金の湯
https://arimaspa-kingin.jp/kin-01.htm

 

浴室内の写真はホームページから転載。
記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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