加水して入浴
青森県の恐山は、滋賀県の比叡山と和歌山県の高野山と並び日本三大霊山の一つに数えられている活火山です。
ひとつの山ではなく、カルデラ湖の宇曽利山湖(うそりさんこ)を囲む一番高い標高878mの釜臥山と大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山の八峰の外輪山からなっています。
冬場は立ち入ることが出来ず、ここへの入山は5月から10月までとなっています。
硫黄臭の立ち込める恐山の菩提寺には、温泉の湯小屋が4つあり、こちらはそひとつ混浴の「花染の湯」です。
場所がお寺の宿泊棟の裏手にあり、行き方がわからず売店のおばちゃんに聞いたところ親切に教えてくれました。
しばらく誰も入浴していないのか、浴室の板は乾ききっていて、一番風呂を手に入れた気分にしてくれます。
ただし、浴槽へ注ぐ湯の調節がまったくされていないのでかなり熱い。
本来なら源泉かけ流しの温泉を楽しみたいのですが、仕方なく湯口横にある蛇口を捻って加水で泉温調節して、適温になったところで極上温泉を満喫させていただきました。
わかりにくい場所のせいか、はたまた混浴だからか建物の様子ひとつ見に来る人はいませんでした。
温泉基本情報
源泉名:恐山5号泉(花染の湯)
泉質:酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ、Ⅲ)-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉〔硫化水素型〕(低張性酸性高温泉)
泉温:61.5度
PH:2.71
料金・アクセス情報など
電話:0175-22-3825(社務所)
入山料:500円
開山時間:5月 1日-10月中旬6:00-18:00
10月中旬-10月31日6:00-17:00