ナビ注意
日本一の油臭の温泉といわれる「新津温泉」を訪問です。
新津温泉は石油臭(油臭)の温泉マニア(そんなマニアがいるかは知りませんが)の中では超有名な聖地化された温泉だそうです。
この温泉がいつのころからあるかは定かではありませんが、 元々は石油を採掘していたのが石油は出なくなって温泉だけが残ったとか、石油を掘ろうと思ったら温泉が出たとか、諸説ありますがどちらにしても石油がらみの温泉であることは間違いはありません。
新津温泉のある新潟市秋葉区は、2005年3月21日に新津市と小須戸町が編入合併して出来ました。
このあたりは、大正時代には油田の町として一時期隆盛を極めたとのことです。
どちらにしても、日本で油田って聞いても、ピンとはきませんね。
目指す温泉はレンタカーを事前に設定をしたカーナビの通りに運転すると、なぜか道はだんだん細くなり、ついには途中で行き止まりになってしまいました。
狭い道を苦労してバックで抜け出し、スーパーの駐車場に車を停めて辺りをうろついてやっと到着しました。
どうやら、ナビは建物裏手の路地を目指していたようです。
大通りからなら苦労することなく到着したのに、文明の力は力不足でした。
しかし、このバラックの建物がとても温泉施設とは思えません。
「新津温泉」と書かれた看板がなければまったく判りませんでした。
建物入り口を入ってもなんだか工事現場の事務所のような雰囲気です。
そこに座っていたおじさんに入浴料金を支払いました。
訪問が初めてだと伝えると、おじさんは親切に「浴室は廊下奥を右手にあるよ」と教えてくれましたので、案内された通りに廊下をズンズンと進んで男湯の脱衣所に到着しました。
脱衣所は「ザ!ジモ泉」、温泉地の共同浴場のようです。
まさに寂れた共同浴場の雰囲気で、飾り気もなにもありません。
これは、事前リサーチの前評判通りにアタリの雰囲気がします。
この温泉は間欠泉のようで、3~4ヶ月に一度いきよいよく噴出するみたいです。
いきのいい元気な温泉なんですね。
浴室の引き戸を開けると、さすが、日本一の油臭温泉だけあってプーんと鼻をつく香り。
これは「石油臭い」とか「油臭い」とかでないとなかなか言葉では表現できません。
温泉らしくない香りです。
内湯の浴槽にはトロトロと温泉が注がれております。
ちょうどいい泉温でひとりで長湯して、濃厚な温泉を十分堪能させていただきました。
温泉基本情報
源泉名:新津温泉
泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
泉温:44.7度
PH:7.6
湧出量:20L/分
料金・アクセス情報など
住所:新潟県新潟市秋葉区新津本町4-17-13
電話:0250-22-0842
料金:400円
営業時間:8:00-18:00