昭和の終わりでも日本の温泉地の大部分は男性中心でした。
やっと、女性にも周波数を合わせるようになり、そんな露天風呂のある宿をまとめた本です。
そよぐ緑の風、霧のたつ果てしない山脈、満天の星空、きらめく海・・・。
露天風呂は、美しい日本の四季を映す鏡です。
その天与の鏡をこわさないように、ゆったりと湯あみをするとき、自分も自然の一部に戻ったような気分になります。
この充実感、生きているっていいなと感じる瞬間は何にも替えがたい。
女性にも露天風呂の魅力を伝えられる本として発刊されました。
出版情報
出版社名:保育社
著者名:藤嶽 彰英
発行年月日:昭和61年5月31日
シリーズ名:カラー ブックス
著者プロフィール
藤嶽 彰英(ふじたけ しょうえい)1929年12月3日-2016年10月7日
旅行記作家
新聞記者時代に旅行記を800回連載し、その後フリーランスの旅行作家となる。
日本各地の旅行案内を執筆し、特に温泉について詳しく紹介し旅行・温泉ブームの火付け役となる。
1980年大阪府文化芸術功労賞受賞。
旅行ペンクラブ会長、名誉会長、温泉学会顧問、旅行ペンクラブ幹事などを歴任。