【古絵葉書 別府 ひょうたん温泉】取り壊された「瓢箪閣」
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「ひょうたん温泉」は、大分県別府市鉄輪の鉄輪温泉にある温泉入浴施設です。
「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」で3つ星も獲得しています。
施設内には、別府八湯温泉道の温泉殿堂が設けられていて、別府市内の88ヶ所の温泉を制覇した温泉名人の肖像写真が永年展示されています。

この温泉は、大正11年(1922年)に豊臣秀吉が大好きだった河野順作が秀吉の旗印の千成瓢箪(せんなりひょうたん)にあやかり、「養老園」と名付けたひょうたん型の浴場、滝湯、砂湯、蒸し湯等を作ったのが始まりでした。
「ひょうたん温泉」の女湯には、創業当初に設けられたひょうたん形の岩風呂が現在も残っています。

昭和2年(1927年)には、絵葉書の木造7階建て、高さ18mの白いペンキで塗られた展望台「瓢箪閣」が建設されました。
しかし、この展望台は本土空襲が激しさを増した第二次世界大戦末期の昭和20年(1945年)5月に、敵の攻撃目標になる恐れがあるとの理由で軍の命令により取り壊されてしまいました。

今では、この展望台を見ることは出来ないのが残念です。

住所:大分県別府市鉄輪 159-2
電話:0977-66-0527

HP:ひょうたん温泉
https://www.hyotan-onsen.com/

 

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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