夫婦で仲良く入浴
今回は、日本秘湯を守る会の宿「銀婚湯」に、日帰り入浴で訪問しました。
あいにくの雨の中、札幌から函館に向かう国道5号から少し道をそれて車を走らせると目指す建物が見えてきました。
この温泉は数百年前からアイヌの人々に親しまれていたそうです。
熊笹で覆われた無人の小屋だった温泉に、成辰戦争の幕軍の負傷者が傷を癒したことで一躍有名になりました。
その後、大正時代に川口福太郎が落部川の中洲を開掘し、温泉の大量湧出に成功して温泉宿建設に至ったとのことです。
今では源泉は5本もあり、浴室は男女別の大浴場と貸切り野天風呂、家族風呂など全部で11ヵ所もの浴室がある温泉宿になりました。
駐車場では、日帰りで温泉を利用の方々でしょうか、車が出たり入ったりしています。
さすが人気の名湯です。
無料の足湯「かたらいの湯」もありますが、天気が悪いからか利用者はいませんでした。
フロントで入浴料700円を支払って、一階の廊下の一番奥にある浴室を目指します。
日帰りでの利用は、この大浴場のみになります。
内湯は外気との気温差からか、かなり湯気がこもっていました。
露天風呂は雨が降っているので、人気はありませんでした。
多少の雨なら、個人的にはこちらのほうが落ち着きがあってゆっくりと入浴が出来るので、露天風呂で長湯となりました。
まわりの木々はすっかり葉も落ちていて、北海道の冬の始まりを感じながら温泉を楽しみました。
温泉基本情報
<内風呂・家族風呂>
源泉4本混合 加水有(湧水約10%)
ナトリウム-塩化物(弱アルカリ性低張性高温泉)
<露天風呂・かつらの湯・もみじの湯・どんぐりの湯>
源泉2本混合 源泉100%
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
<トチニの湯>
源泉100%
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
源泉温度:65-90度
湧出量:合計170L/分(自噴)
※家族風呂・かつらの湯・もみじの湯・どんぐりの湯・トチニの湯は宿泊者用
料金・アクセス情報など
住所:北海道二海郡八雲町上ノ湯199
料金:700円(日帰り)
営業時間:12:00-16:00(日帰り)
定休日:要確認
※基本的に月曜日がお休みです。(月曜日が祝日の場合は翌日に変更)
HP:銀婚湯
http://www.ginkonyu.com/