足の傷をアシカが干潮時に入浴し治していて、発見されたとも言われる足付温泉。
式根島に今でもアシカがいるかは不明ですが、島内には昔しアシカが住んでいた
「ミチナシのアシカ穴」と呼ばれる洞窟もあるので多分昔は式根島にアシカはいたのでしょうね。
ここは、200年ほど前から隣の新島からの湯治湯としても使われていたらしいです。
濁り湯の温泉が多い式根島では珍しい透明な温泉です。
切り傷、おでき、水虫、アトピー皮膚炎などに効能あるので、別名「外科の湯」と呼ばれています。
海岸近くに温泉で満たされた自然の壷湯が点在していて、その底からプクプクと温泉が沸いています。
潮の満ち引きで湯壷の温度が変わるらしいです。
<名勝 足付温泉>
寛政12年(1800)頃の「伊豆七島風土細覧」のなかに「敷根島(じきねじま)の温泉に浴すれば、皮上癒えて・・・・・」とあるんで、早くから湯治の人があり、すでに200年前頃、新島の人々は、足附の浜に小屋掛をして利用したと伝えられています。
また、昔、傷ついたアシカが干潮になると温泉に入っていて、この場所が発見されたとも伝えられています。
温泉は磯浜から沸き出し、干潮時には50度以上になり。泉質は塩泉で硫化水素を含み、外科的疾患に効果があるとされています。
昭和62年(1987)「白砂青松」日本百景に選定されたこの付近は、早くから「式根松島」と呼ばれ、白砂と黒松と温泉の素晴らしい景観があります。
「式根よいとこ三宅を前に、お湯の加減を潮がする」と歌われるように、潮の干潮で湯加減が変わるので、湯壷を変えながら利用します。
温泉への道も水飲み場も、明治になって新島の人が作ったと途中の岩に刻まれています。
温泉基本情報
源泉名:足付温泉
泉質:炭酸泉
泉温:55度
湧出量:不明
※入浴には水着着用
料金・アクセス情報など
住所:東京都新島村式根島
料金:無料
営業時間:24時間
定休日:なし