【黒川温泉 地蔵湯】黒川温泉開湯のお地蔵様に見守らる共同浴場




「地蔵湯」は、黒川温泉の中心街にあって、2つある共同浴場のひとつです。
ここは、黒川温泉発祥の場所と云われここにはこんな話があります。

むかしむかし、豊後の国の国の中津留という所に貧しい塩売りの甚吉と病で寝たきりの父親が住んでいました。そんなある日の事お地蔵様に商売用の塩をほんの少しお供えして父の病が早く良くなることを願って、畑に甘瓜を盗みに入りましたが地主に見つかり、甚吉は首をはねられてしましました。
しかし、そこには身代わりになられたお地蔵様の首だけが落ちていました。
ある日、肥後細川藩の修行者で、本田勝十郎という人が肥後の国に持ち帰ろうとし、旅の途中でこの地玄河(黒川)で一休みをしていた所お地蔵様が「ここに安置してくだされ」とお告げさえれたそうです。村人達がお地蔵様の首を奉り大切に守り続けたところ、この地より温泉が湧き出たのが、今の黒川温泉の始まりと言われています。
今も黒川を見守るありがたいお地蔵様。毎年5月8日には、黒川の住民達がお地蔵様に感謝し、地蔵祭りを行っています。

この話のある首だけのお地蔵様を奉る地蔵堂の前に地蔵湯はあります。

入浴料200円を入口で投函すると扉が開いて中に入れます。

脱衣所は浴室と一体型で、共同浴場らしく正方形の棚が並んでします。
観光客の利用時間は夜7時までで、それ以降は地元の方のみの利用になっています。

黒川温泉 地蔵湯

浴槽は内湯のみで、仕切りがあって狭い方が「上湯」、広い方が「下湯」。
広さと湯量で泉温を調整していて「上湯」が熱湯で、「下湯」がぬる湯になっていました。

料金・アクセス情報など

住所:熊本県南小国町満願寺6606
料金:200円
営業時間:8:00∹19:00

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。
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