現在は八ッ場ダムの底
この温泉はダム建設で移転の為、現在はありません。
川原湯温泉の共同浴場の代表格だった「王湯」(おうゆ)。八ッ場ダムの底に沈むことから、2014年6月30日に閉館して、現在は高台に移転してリニューアルされています。
こちらの記事は、かつての「王湯」の訪問記録です。
「王湯」は「玉湯」とも書かれていて、どちらが正しいかは不明です。
源泉は、建物の下にありました。
入浴のみであれば300円ですが、訪問時は休憩室も利用したので600円を受付のおばちゃんに渡しました。
内湯は、階段の下にあります。
男湯の戸を引くとそこは脱衣所。
しかし、浴室はさらに下の階になります。
また、ここで服を脱がずに浴槽の横のガラスの向こうの脱衣スペースのカゴに入れることも出来ます。
こちらが、その内湯の浴槽。
もちろん、かけ流しでした。
飲泉も可能だったので、源泉温度が高い温泉をコップにいれて少しずつ胃の中に流しこんでいきました。
露天風呂には、いったん服を着て渡り廊下を歩いて別棟に移動しなければなりませんでした。
しかし、ここの露天はまるでマンションのベランダのような造りでした。
あんなに素敵な内湯があるのに無理して、別棟に露天風呂は造らなくてもよかったのではと思ってしまいました。
湯上りの大広間には、行ってみると既に私の為にお茶と座布団がちゃんと用意されていました。
八月上旬の真夏なのに窓を開けて、扇風機の風で十分涼しかったです。
追加50円で枕を借りました。
蝉の鳴き声を聞きながら、大広間で湯上りのお昼寝で最高に幸せでした。
あの真夏のお昼寝は、今でもいい思い出でです。
温泉基本情報
源泉名:川原湯温泉元の湯、新湯の混合泉
泉質:含食塩石膏硫化水素泉
効能:神経痛・リュウマチ・胃腸病・婦人病
泉温:71.6度
料金・アクセス情報など
住所:群馬県吾妻郡長野原町川原湯
料金:300円、休憩室利用300円、貸し枕50円
営業時間:10:00-18:00(4-11月)、10:00-17:00(12-3月)
定休日:1月1日、1月20日(湯かけ祭りの為)