通りから少し入ったところにある共同浴場「松原大黒天神の湯」を訪問しました。
建物の入口には大黒様の像が鎮座しています。
その大黒様の頭上にある由来には
往昔(おうさき)より此の地に不動尊あり。
漁夫らの信仰厚く、二月二十八日を例祭として奉祀(ほうし)し来れり。
松原八朗なるものあり、子なきを悲しみ夫婦相携てお百度を踏む。
参籠中夢幻のつちに不動明王大黒天を伴ひて現れ、大黒天宝珠(ほうじゅ)をなげうつ処より噴湯を生ず。
これに俗すること八夜にして乃(すなわち)懐胎(かいたい)す。
爾来(じらい)八郎子宝に恵まれ家運隆々(りゅうりゅう)たり。
此の故事に因(ちな)みて大黒天神の湯と為す。
仰も不動明王は悪魔退散・煩悩降伏の神、大黒天は五穀豊穣・大願成就・男女和合の導きの神なり。
善男善女須く此の湯に浴してご利益にあずかるべし。
と書かれています。
要はこの共同浴場の温泉は子宝の湯ってことだと、勝手に解釈しました。
浴室内は地元の方で混雑してたので、残念ながら写真撮影は断念しました。
大きな浴槽は少し熱かったのですが、皆さん平気で入っている。
さすが年季の入った地元の人達は違います。
私は、浴槽から出たり入ったりを繰り返して温泉を楽しませていただきました。
源泉名:岡134号泉
泉質:単純温泉
泉温:48.0度
PH:7.2
住所:伊東市松原本町13-3
電話:0557-38-8926
営業時間:15:00-22:45
料金:大人250円、小学生130円、家族風呂500円:50分
定休日:毎週火曜日