「竹瓦温泉」は、温泉施設が多い別府の中でも代表格の歴史がある共同浴場です。
開業は明治12年(1879年)で、当初は竹によって屋根を覆った竹屋根葺ききの建物で、その後改築されたものが瓦葺きであったため、「竹瓦温泉」の名称がついたと伝えられています。
意外と細い路地を抜けていくのですが、道案内としてあちらこちらに目印がありました。
昭和13年(1938年)に建造された現在の建物は2階建てで、1階が浴室で2階は地元の公民館になっているので2階は一般には開放されていません。
玄関は、唐破風造(からはふづくり)と言われる中央部が弓のような曲線で上が緩やかに丸味をつけた構造になっています。
入口正面は広いロビーになっていて、湯上りの休憩や時間制の砂湯の待合に使われています。
券売機で入浴券を購入して、右手前の男湯浴室へ。
竹瓦温泉の源泉は、男湯と女湯、砂湯でそれぞれ異なる贅沢な温泉施設です。
左手の砂湯は、開始時間と入浴人数が決まっている定員制で、入口は男女別ですが中で浴衣に着替えた後は男女一緒に砂湯に入ります。
「別府海浜砂湯」が令和5年(2023年)3月31日で廃止となったので、別府市営の砂湯は現在ここだけになりました。
訪問日:2024年9月
温泉基本情報
<温泉分析書・男湯>
アクセス・料金など
住所:大分県別府市元町16番23号
電話:0977-23-1585
料金:大人(中学生以上)300円、小人100円(小学生未満は無料)、砂湯1,500円(6歳以上入浴可能)
営業時間:6:30-22:30、砂湯8:00-22:30(最終受付21:30)
定休日:第3水曜日(祝日の場合は翌日)