「山荘 やまの彩」のある筋湯温泉の開湯は天徳2年(958年)と歴史のある温泉地で、打たせ湯が有名です。
明治30年(1897年)頃と昭和24年(1949年)の2回大火に遭い、復旧には大変な苦労がありました。
この宿は、総客室数が8部屋で露天付き客室が5室、半露天付き客室が2室、一般客室が1室となっていて部屋の造りがそれぞれ異なります。
建物は長屋風となっていて、屋根付きの渡り廊下でつながっています。
フロントのある母屋には、食事処の他に廊下にお土産物が並び、休憩コーナーに珈琲のサービスがありました。
お部屋
今回宿泊をする部屋は「おおやまれんげ」。
宿、唯一の洋室タイプの2階建ての部屋で、1階が専用露天風呂で階段を上がると寝室があります。
ソファのテーブルには、サービスのペットボトルとミルク饅頭がありました。
ペットボトルは、なくなれば追加でくれるとのことでしたが、ビールなどを持ちこんでいたので頼むことはありませんでした。
戸棚のなかには、浴衣と足袋。
そして、タオルとバスタオルが置いてあります。
洗面台は家庭用と同じものが設置されていて、机に歯ブラシと紙コップが置いてあります。
冷蔵庫の中は空なので、飲みものは持ち込むか宿の自動販売機で購入となります。
お風呂
露天からは、木々の緑が楽しめます。
部屋からの階段の上り下りだけが面倒。
夜に電気を消し忘れ、虫が沢山訪れて大失敗しました。
こちらは内湯の「ほぐれ湯」。
この名の由来は、日頃の疲れをほぐしてとの思いで県南の山々より採取した石で作った浴槽からきたものです。
景色も風呂もで独占で入浴をすることが出来ます。
夕食
夕食は、囲炉裏のある食事処でいただきます。
テーブルには、食前酒の梅酒と先付の黒胡麻豆腐、前菜がスタンバイ中。
今晩の食事のお供は、地酒でご当地名の「筋湯温泉」をオーダー。
焼物は、目の前の囲炉裏で焼くヤマメ。
生きたままピチピチのヤマメがこんがりと焼きあがりました。
造りは、ヤマメと鯛としめ鯖。
生魚が苦手な私には、鯛のアラ煮を用意してくれました。
蒸物は、山芋の入っている茶碗蒸し。
表面は、青色の川海苔でおおわれています。
1切れいただきましたが、生臭さがあって食べられないでいると、瓦焼きのセットを出してくれました。
鍋には、野菜と豊後牛。
写真は2人前で、これまでかなり食べていたのお腹がいっぱいになりました。
朝食
朝食も昨晩と同じ食事処のテーブルでいただきます。
籠盛りを中心にボリュームある料理が並びます。
温泉も料理も満足のいく宿でした。
温泉基本情報
源泉名:八丁原地熱 熱水
泉温:75.7度
PH:6.4
泉質:ナトリウム-塩化物泉
料金・アクセス情報など
住所:大分県玖珠郡九重町筋湯温泉518-2
電話:0973-79-3109
HP:筋湯温泉 山荘 やまの彩
https://sanso-yamanoiro.com/