【別府 市の原共同浴場】入浴券は釘で刺す

鄙びた共同浴場

「市の原共同浴場」(いちのはる きょうどうよくじょう)は、市内にあるにも関わらず別府八湯の温泉には分類されずその他周辺地区となっているある意味で珍しい共同浴場です。
建物にある「おたふくわた」の看板がとても印象的です。
「おたふくわた」とは天保11年(1840年)創業の博多にある「綿」(わた)を取り扱っている会社だそうです。
組合員以外の入浴希者は、斜め向かいにあるお店で入浴券を購入します。

購入をした入浴券は、脱衣所の壁にある板に打ち付けられた釘に刺します。
これはなかなか斬新で珍しいシステムでした。

市の原共同浴場

浴室は、四角いボックス型の棚のある脱衣所と浴槽とは間仕切りなしの一体型になっています。
石畳の床に浴槽にはクリアな温泉が満たされています。
泉温を調整するには、浴槽に注がれる温泉のパイプの先にある湯口で水道の蛇口をひねります。
かなり熱かったのでドボドボと水を入れますが、浴槽に直接水を投入するのとは異なり、適応になるまでかなりの時間を要しました。

温泉基本情報

源泉名:別府温泉日本地熱興業
泉質:ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

料金・アクセス情報など

住所:大分県別府市新別府7組
料金:200円(斜め向かいのお店で入浴券を購入)
営業時間:5:30-22:00

 

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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