炭酸泉で有名なウィルキンソン炭酸ソーダの宝塚工場跡地には、この辺りでは巨大なマンション群「セルヴィオ宝塚」が建っています。
写真の手前に写る橋は、武庫川を渡ってマンションに向かう日本一幅が狭い「生瀬水菅橋」で大人一人分の狭さです。
明治37年(1904年)に宝塚工場は操業し、平成2年(1990年)に閉鎖しました。
マンション横にある公園にはその歴史を紹介した案内板がありました。
その公園奥には、かつての工場を模した「ウィルキンソン記念館」があるのですが、その役目は終えたようで自治会の集会所になっていて、資料的なものは展示されていません。
ただ設置をされている自販機にはWILKINSONの文字がありました。
マンション奥の崖の林には当時の石垣が残っていますが、周囲は金網で覆われていて立ち入り禁止。
直には確認が出来ませんでしたが、この崖から今でも炭酸泉が湧き出ているようです。
崖の上は「生瀬の森公園」として整備がされていて、この3本の支柱の下あたりから炭酸泉が湧いています。
公園横の金網から覗いてみると赤い手すりの橋の向こうに段々になって濾過施設の跡がありました。
訪問日:2024年11月