「がに湯」は、芹川にある無料の露天風呂で、娘に恋をしたカニが雷に打たれてできたといわています。
今の浴槽は人工の岩風呂でパイプで温泉を引き入れていますが、昔は軽石から炭酸泉が湧出して天然の露天風呂になっていたそうです。
秋晴れの露天風呂を満喫させていただきました。
ガニ湯伝説
昔、長湯温泉を流れる川にガニがいた。
ある日ガニは色白の美しい村の娘に一目ぼれをしてしまった。
そして人間になって娘を嫁にしたいと思うようになった。
たまたまそんなガニの切ない思いを知った川のほとりにある寺の僧が「寺の鐘を百聞けば人に生まれ変われる」と言い聞かせた。
そこで娘が湯あみに来たとき僧が鐘をつき、ガニは川の中から聞いていた。
僧が鐘をつきながらふと娘に目をやると娘のあまりの美しさにこれまた一目ぼれ。
鐘を九十九までついて「娘はおれがもらう」と言って娘に近づいたとたん、空がかきくもって大雨となり僧もガニも落雷にやられてしまった。
しばらくして川の水が引いたところ、川の中にガニの形をした大岩が現れ、無数の泡をともなった湯が湧き出した。
以来、村人たちはこれを「ガニ湯」と呼ぶようになった。
温泉基本情報
源泉名:がに湯
泉質:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(低張性・中性・温泉)
泉温:37.8度
PH:6.5
料金・アクセス情報など
住所:竹田市直入町長湯
料金:無料
営業時間:24時間
定休日:なし