【藤七温泉 彩雲荘】濃霧の中で混浴の白濁湯を満喫しました

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棚田式の混浴露天風呂

日本秘湯を守る会の宿「藤七温泉 彩雲荘」(とうしちおんせん さいうんそう)は、秋田県と岩手県にまたがる標高1,614mの八幡平の山頂付近1,400mに位置する一軒宿です。
総客室数は26室で、本館はトイレ無し別館はトイレ有の部屋になっています。
訪問時は、濃い霧につつまれていて、あたりの景色はまったく見えませんでした。
この宿は冬季は閉鎖されていて、営業は4月下旬から10月下旬までの期間で、温泉宿というよりは山小屋のような感じです。
大自然を相手にしている建物は痛みも激しく、廊下もボコボコで傾いていました。

宿には、電気が通っていないので自家発電をしているそうです。
そのためか、部屋にはテレビや冷蔵庫など電気を使うものはありません。
携帯電話も電波が弱くて、場所によっては圏外になっていました。

温泉エリアは、本館・別館の宿泊棟をはさんで両方にあります。
まずは、日帰りでも利用が出来る男女別の内湯と混浴露天風呂に行くことにしました。
浴室前には、八幡平神社のお札とともにいくつもの道祖神(金精根)が祀られていました。

内湯には長方形の浴槽がひとつあるだけです。
カラン(洗い場)はここだけですが、硫黄泉なので石鹸では泡立ちはしないことから頭だけを洗い流しました。
もっとも源泉が皮膚の汚れを自然に洗い流してくれます。

内湯の外には日帰り客も利用が出来る男女別の内湯といくつもの混浴露天風呂が広がります。

棚田式になった露天風呂の大きな浴槽はまさに圧巻の光景。
入浴していると、白濁湯からプクプクと泡が浮いてきます。
そう、ここは浴槽の底から硫黄泉が湧き出ているのです。
濃い霧の中で入る温泉は幻想的でいい感じでした。

朝日が綺麗なことで有名な宿泊者専用の露天風呂ですが、翌朝も濃霧に囲まれて残念ながら真っ白でした。

食事は朝夕ともに食堂でバイキングです。
瓶ビールで乾杯のあとは日本酒に移行しましたが、温泉に入った後だったからか酔いは感じませんでした。

人気の露天風呂を宿泊して独り占めで入浴できたのはラッキーでした。

温泉分析書

源泉名:藤七温泉
泉質:単純硫黄泉
泉温:87度
PH:3.7

料金・アクセス情報など

住所:岩手県八幡平市松尾寄木北の又
電話:090-1495-0950
営業時期:4月下旬から10月下旬 営業
日帰り入浴利用時間:8:00-16:00
料金(日帰り):大人650円、子供(小学生)350円
  ※広間利用600円

HP:藤籐七温泉 彩雲荘
https://www.toshichi.com/

 

私が宿泊した秘湯を守る会の宿

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




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