開放感のある露天風呂
八甲田山麓にある日本秘湯を守る会の宿「元湯 猿倉温泉」には5つの源泉がありそのうちの3つを十和田湖温泉・奥入瀬渓流温泉・焼山温泉などの多くの温泉旅館にパイプラインで配湯しています。
まさしく”元湯”の温泉です。
営業は、4月下旬から11月上旬までの約半年間だけで、冬季は雪の中に埋もれてしまいます。
そんな宿なので、携帯電話はAUは繋がりましたがドコモとソフトバンクはアンテナが立ちませんでした(現在の通信状況は未確認)。
宿舎は本館と新館の2棟あり渡り廊下でつながっています。
私が宿泊をした部屋は、新館の二階にあるツインのベットルームになっている「春」と名付けられた部屋です。
部屋の窓からは小川を眺めることができ、温泉旅館というよりペンションに来ている気分になりました。
大浴場は、新館と本館のわたり廊下の途中にあります。
この大浴場は、日帰り入浴でも利用可能になっていました。
内湯の浴室には、白濁の硫黄泉の主浴槽と温泉熱を利用した蒸し風呂と水風呂があります。
カランはありますが、肌の汚れを自然に洗い流してくれる源泉かけ流しの硫黄泉なので、身体を洗うのはパスして髪の毛だけ洗わしていただきました。
目隠しがない開放感抜群の露天風呂は、昼は木々の緑を楽しめ、夜には蛍が乱舞してとても綺麗でした。
貸切風呂は本館にあり、予約制ではなく空いていれば何回でも自由に利用することが出来ます。
なぜか浴室の表札は「御手洗」(TOILET)になっていました。
浴室は露天風呂だかですが、かなり広くて、ぬる湯と熱湯に水風呂の浴槽があり、それぞれの浴槽も大きいので一人で入浴するにはかなり贅沢な貸切風呂でした。
部屋ごとにテーブルは決まっています。
着席をするとある程度のおかずはお盆に乗っていて、お品書きとかはありませんでした。
後から岩魚の塩焼きや天婦羅が運ばれてきました。
山奥にしてはかなり手の込んだ夕食でした。
朝湯の後の空腹での食事はとても美味しかった。
白濁湯を思う存分楽しめた温泉宿でした。
温泉基本情報
源泉名:猿倉温泉4号泉
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)
泉温:62.9度
PH:6.2
料金・アクセス情報など
住所:青森県十和田市奥瀬猿倉1番地
電話:080-5227-1296
HP:元湯 猿倉温泉
https://sarukura.net/
私が泊まった秘湯を守る会の宿
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