木造の浴室
「地蔵の湯」は、宝暦5年(1775年)に書かれた書物にも記載されている歴史がある共同浴場です。
草津の共同浴場としては少し大きめの建物は、平成18年(2006年)に新たに建て替えられました。
ここには、千代の湯と同様に時間湯の浴室もありましたが、残念ながら令和3年(2021年)3月30日で閉鎖となりました。
前の広間には文化5年(1808年)建立の地蔵堂に祀られた目洗い地蔵があり、その前には温泉が湧き出ている地蔵湯畑があります。
<目洗い地蔵の由来>
安政年間に眼病を患っていた徳兵衛なるものの夢枕に地蔵菩薩が立ち、地蔵の湯で目を洗えば治癒するというお告げがあった。
徳兵衛が地蔵の湯で目を洗うと眼病は治癒し、人々はこの湯で眼病を癒すようになり、その功徳をたたえ目洗い地蔵が建立された。
温泉は少し青みをおびた白濁湯です。
浴室の床は、まるでタイルのような模様ですが材質は木で出来ています。
広めの浴槽で、のんびりと白濁湯を堪能したいところですがこちらの温泉も草津の湯らしく熱くて長湯は無理でした。
温泉基本情報
源泉名:地蔵源泉
泉質:酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、皮ふ病、五十肩、うちみ、くじき
病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性婦人病、糖尿病
高血圧症、動脈硬化症など
泉温:53.0度
PH:2.05
湧出量:386L/分
料金・アクセス情報など
住所:群馬県吾妻郡草津町草津299
料金:無料
営業時間:8:00-22:00
定休日:無休