金龍地獄の源泉に入浴
鉄輪バス停から「いで湯坂」を少し下ったところに共同浴場の「上人湯」(しょうにんゆ)はあります。
ここに入浴するには、施設の向かいにある「まさ食堂」か「喫茶 保月」で入浴料金を支払って、入浴札を受け取ります。
その札を浴槽内の札掛けに下げて入浴する仕組みになっています。
男女の浴室が左右対称になっている和風建築の瓦に白塗りの建物は、とても共同浴場には見えない立派なもので、建物正面の入口には一遍上人の像が祭られています。
その一遍上人は、ここ鉄輪温泉を開湯したと伝えられています。
源泉は、今は閉鎖されている地獄めぐりのひとつだった金龍地獄からの引き湯です。
泉温が熱いので、湯口に加水用の水道の蛇口がついていて、ここで温度を調整して浴槽へ温泉が注がれています。
透明な温泉ですが、かすかに温泉の芳香があります。
鉄輪温泉の熱い湯をひとり満喫させていただきました。
入浴料を近所のお店で支払う仕組みは、今は無くなってしまった熱海の「水口共同浴場」を思い出させてくれました。
温泉基本情報
泉質:ナトリウム-塩化物泉(塩化物泉)
効能:きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
料金・アクセス情報など
住所:別府市鉄輪風呂本5
料金:100円
営業時間:10:00-18:00