山代温泉 総湯
「総湯」とは、北陸地方では温泉地にある共同浴場のことを指してこう呼んでいます。
北陸にある代表的な温泉地である、山代温泉・山中温泉・片山津温泉・粟津温泉・白峰温泉・辰口温泉・湯涌温泉・和倉温泉などにはそれぞれに「総湯」があります。
また、昔は”惣”とは農村なとの自治組織のことで、村民の湯として「惣湯」と呼ばれていたとの説もあります。
場所は「古総湯」の向かいにあり、この「総湯」が建つ場所は魯山人ゆかりの旧吉野屋旅館の跡地だそうです。
今でも残る吉野屋旅館の門をくぐって総湯の入り口へと向かいます。
「古総湯」は身体を洗うことが禁止なので、地元の人などが日常のお風呂として利用するのはこちらの「総湯」になります。
ただし、石鹸やシャンプーの備え付けはないので持参する必要があります。
利用する人が多くて室内の写真の撮影は断念しました。
浴槽は大きな主浴槽が2つありました。
手前の浴槽は少し温度が低く設定されています。
温泉は、2つの源泉の混合泉で残念ながら循環式になっていました。
ここは地元の人を中心に賑わっていました。
昔も今もここは「総湯」としての役割を果たしている場所でした。
あわせて「古総湯」の記事も参考にしてください。
温泉基本情報
源泉名:山代温泉(新1号源泉)
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
温度:63.2度
湧出量:550L/分
PH:7.8
源泉名:山代3号温泉国立山中病院山代分院源泉
泉質:単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
温度:38.8度
湧出量:43L/分(動力揚湯)
PH:8.2
料金・アクセス情報など
電話:0761-76-0144
住所:石川県加賀市山代温泉万松園通2番地
料金:440円
営業時間:6:00-22:00
定休日:第4水曜午前中