名物はケーブルカー
「ホテル祖谷温泉」は、大正13年2月に現在の四国電力が出合発電所の水路用トンネルを掘削中に温泉を発見したことに始まり、昭和47年10月にこの地に温泉施設を開業しました。
祖谷温泉は、”ニセコ薬師温泉”と”谷地温泉”と並び日本三大秘湯のひとつに数えられています。
宿は山奥にあるにもかかわらず非常にきれいで、ロビーを入るとお洒落な土産物コーナーもあります。
部屋はいくつかタイプがあり、こちらは露天風呂付の客室です。
おもてなしのお菓子は重に入って三種類もありました。
部屋の露天風呂は谷底の源泉をくみ上げ加温しています。
これを蛇口をひねって、かけ流しで祖谷の山並みを独り占めしながら入浴することができます。
夜に男女の浴室が入れ替わります。
四国では珍しい硫黄の源泉かけ流しの泡付のいいぬる湯の温泉をまったり楽しむことができました。
こちらは、翌朝入れ替った男湯の露天風呂です。
昨日に比べ、少し手狭な感じでした。
ケーブルカーで谷底に行かなくても、宿にも男女の大浴場があります。
ただし、温泉は部屋の露天風呂と同じく谷底の源泉をくみ上げ加温しています。
入り口にお茶のサービスがあって、マッサージ器も無料ですが、部屋にもあるので利用しませんでした。
こちらも、部屋の露天風呂同様に谷底の温泉をくみ上げ加温していて、しかも循環式になっていますが、湯は浴槽から少しオーバーフローしていました。
残念ながら、硫黄臭や泡つきもありませんでした。
食事は、食堂でいただきます。
お待ちかねの夕食は山奥にもかかわらず、どれもきちんと手間隙かけて造られています。
食前酒に始まり、前菜盛り合わせ、祖谷こんにゃく、鮎焼きの籠盛りには巻いた柿、トウモロコシの饅頭に箸休めのところてん、阿波鳥のつみれ鍋、天麩羅にはアンデスの岩塩を削ります。
祖谷そばでしめて、デザートはお好きなものを一品チョイス出来ました。
ビールと日本酒がすすんだ宴席の夕食でした。
朝食は、チェックイン時に和食か洋食かを選ぶのですが、私は和食を選択していました。
食事は、籠盛りを中心にサラダやヨーグルトなどが並び、ジュースなどははバイキング形式です。
山奥の不便な場所ですが、温泉も食事も部屋も非常に満足のいく宿でした。
温泉基本情報
源泉名:ホテル祖谷温泉
泉質:アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性温泉)
泉温:39.3度
PH:9.1
湧出量:1500L/分
料金・アクセス情報など
住所:徳島県三好市池田町松尾松本367-28
電話:0883-75-2311
HP:和の宿 ホテル祖谷温泉
https://www.iyaonsen.co.jp/