【古絵葉書 函館 湯の川温泉】北海道 函館市の昔の風景

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「湯の川」の語源は、アイヌ語の「ユ(湯)+ペツ(川)」からきているといわれています。
むかしの温泉は湯量も少なく、温度も低かったので広くは知られていませんでした。
明治18年(1885年)に石川藤助が100度以上毎分140リットルの温泉を掘り当て、翌年に湯治場を開業し入浴客が増え、それに伴い料理店・宿・商店などが建ち並び、湯の川温泉は賑わい始めます。
明治20年(1887年)には現在の電車通も開通し、歓楽地として栄えることになりました。

現在の「湯の川温泉」の湧出量は日量7,000トン(毎分4,861リットル)以上の湯量を誇っており、そのうち函館市が 所有・管理する源泉が9本、民間所有の源泉が13本の合計22本あります。
湯の川では井戸水を掘ろ うとしても、100mほどの掘削で温泉が出てしまいますので、雑排水に井戸水を利用したいという試みができない地区でもあります。
湯の川温泉の源泉温度は井戸によって多少の差異はありますが、平均して65度前後あり高温の温泉です。

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