【奥津温泉 奥津荘】著名人が愛した名湯 鍵湯

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足元自噴温泉

奥津温泉の「奥津荘」は、日本を代表する版画家のひとりである棟方志功もお気に入りだった温泉宿です。
風格のある建物のこの旅館に棟方志功は、昭和22年(1947年)から昭和28年(1953年)頃まで度々訪れて、多くの作品を残しました。
その作品の一部が館内に展示されています。
この宿は、総理大臣だった犬養毅の紹介で奥津温泉に開業をしたそうです。
その犬養毅も度々ここを訪れていて、さらに地元津山市出身の総理大臣平沼騏一郎もこの宿に来ていたとのことです。
宿には、それらがしたためた書も飾られています。

この旅館の名物は足元自然自噴の温泉、通称「鍵湯」です。
約400年前に津山の初代藩主だった「森 忠政」があまりにもこの温泉を気に入ったため、一般人に入浴させないように浴室に鍵をして森家専用としてしまったという逸話があります。

鍵湯の浴槽から自噴する温泉は42.6度の適温で当然、加熱・加水は一切ない源泉かけ流しです。
浴槽の底やふちから、気泡を含んだ透明な温泉が湧き出てきます。
さすが、浴槽の底から温泉が湧き出ることで有名な名湯だけのことはある極上の温泉です。
これでは、お殿様も鍵をかけて独り占めしたく気持ちはわかります。
浴室内は非常に薄暗いので、入浴中のみなさんにお断りしてフラッシュ撮影をさせていただきました。

温泉基本情報

源泉名:奥津荘鍵湯
泉質:アルカリ性単純泉(ラジウム含有)
効能:美肌(美白)効果、リュウマチ、 神経痛、疲労回復
泉温:42.6度
PH:9.2
湧出量:247L/分

料金・アクセス情報など

住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津48
料金(外来入浴):大人(中学生以上)1,000円、小人(3歳以上)500円
営業時間(外来入浴):10:45-14:30(最終受付14:00)

HP:奥津温泉 奥津荘
http://okutsuso.com/

 

記載の情報は訪問時のものですので、現状に関しましてはご自身でご確認ください。感想・評価などは管理人の個人的な私見であることをご了承ください。




 

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