【古絵葉書 道後温泉本館】道後温泉のシンボル 昔の温泉

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道後温泉本館は、明治27年(1894年)に約20ヶ月の工期と総工費13万5千円をかけて建てられた公衆浴場で道後の街はここを中心に栄えています。
建物は、木造3階建てで城大工の坂本又八郎が手掛けたのことです。
明治から昭和初期にかけて増築や改築を繰り返した内部は、細い通路や急な階段が複雑に入り組んでいます。
100周年の平成6年(1994年)には公衆浴場では初めて重要文化財に指定されました。
夏目漱石の小説「坊つちやん」でもこの温泉が登場し、浴槽で泳いで騒動を起こしてしまうことでも有名です。
浴室は、男女の浴室「神の湯」・「霊の湯」と日本で唯一の皇室専用の浴室「又新殿(ゆうしんでん)」があります。
道後温泉の浴槽には、「湯釜」といわれる石で出来た円筒形の温泉の湧出口が特徴で、私の持っている絵葉書にも「湯釜」を中心にしているものが多いです。

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