【認定 温泉遺産 日本の名湯100】温泉で味わう至福の時
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「温泉遺産」の定義

「温泉遺産」として認定するのは以下の三項目のどれかひとつを満たすものとする。

1.温泉施設の建物
木造3階建てや茅葺屋根や倉造りなどの日本の伝統的建築物であること。
昭和初期以前に建てられた洋風建築物などであること。
歴史的に価値のある建築物であること。

2.温泉文化・風俗
温泉を利用した伝統的な入浴法や飲泉方法。
料理、道具加工などの日常生活に密着して温泉が利用されていること。

3.源泉かけ流し風呂
温泉法に定められた温泉であること。
自然湧出しているか、700m以内のボーリングによって100パーセントの源泉が注ぎ込まれている風呂であること。
循環ろ過せずに、かけ流しの湯船であること。
施設の経営者が湯守と旅籠の心意気を兼ね備えていること。

各項目に該当するものは「日本温泉遺産を守る会」が「温泉遺産」として認定する。

認定の目的は営利的なものではなく、あくまでも貴重な温泉施設や文化を後世に残すために行うものとする。

認定した温泉をあらゆるメディアなどを使用して告知、本物の温泉の普及に励むものとする。

「日本温泉遺産を守る会」は、日本の温泉の素晴らしさが失われないことを切に願う。

(本文より引用)

「源泉かけ流し」の造語を生み出した野口さんが勧める本物の温泉100軒を収録した本です。
泊まってみたい宿がまた増えてしまう本でした。

出版情報

発行所:KKベストセラーズ
著者名:野口 悦男
発行年月日:2007年10月5日

著者プロフィール

野口 悦男(のぐち えつお)
温泉ジャーナリスト。
日本温泉遺産を守る会代表。
昭和22年、埼玉県生まれ。
国学院大学法学部を中退した昭和43年頃より、山岳やスキーなどのアドベンチャーカメラマンとして活躍。
世界各地を巡り、なかでもヒマラヤのナンダ・デビィ山城では、世界初のスキーによる縦走に成功。
平成12年、日本全国三千湯の温泉入浴を果たし、温泉ジャーナリストとして、テレビ、雑誌などで活躍。

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